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webライターはきつい?始める前に知っておくべき7つの現実

webライターの仕事は、初期費用なし・スキルなしで始められ、時間・場所・人間関係に縛られず自分のペースで取り組めることもあり、副業としても人気の高い職業です。

スキルを磨いて実績を積めば本業以上の収入も望め、将来的にライターとして独立することも可能です。そんな夢のあるwebライターですが、未経験からライターを始めてすぐに挫折していく人が多いという現実もあります。

実態を知らず良いイメージだけを持ったままwebライターデビューをしてしまうのも挫折原因の一つになります。最初から現実をしっかり知っておくことで、挫折せずに大きなチャンスを手にする可能性もあります。

webライターを始める前に、ぜひ知っておいて欲しいwebライターという職業のリアルな姿をまとめました。

目次

想像と違う!みんなが勘違いしているwebライターの虚構と現実

なぜか「webライターは簡単に稼げるらしい」という勘違いをしている人が多いようです。これは、文字が読み書きできれば誰でもwebライターを始められるということが簡単に稼げるという勘違いにつながっているのかもしれません。

かつて3K(仕事がキツイ・汚い・給料が安い)という言葉がありましたが、webライターも3T(仕事が取れない・つまらない・続かない)という側面があります。

なんとなく良いイメージだけで始めてしまうと、いきなり現実とのギャップに悩むことになります。「想像と違う!」と部屋の天井を虚しく見つめる前に、webライターという仕事のリアルを知っておきましょう。

イメージとのギャップが大きいwebライター7つのリアルを解説

先ほど、webライターは簡単に稼げると思っている人が多いという話をしましたが、それはこれから解説する7つの項目には入っていません。

これを読んでいるあなたは、webライターで稼ぐのは大変だということをすでに知ってはずだから。では、それ以外についてさっそく説明していきます。

勘違いしがちなwebライター7つの現実

  1. たとえ副業でもwebライターを始めることは開業と同じ
  2. 労働者ではなく個人事業主という自覚がないと続かない
  3. 縛られないのは場所だけ。時間と人間関係には結局しばられる
  4. 目・肩・腰がつらい!webライターは肉体労働である
  5. 専門分野もしくは得意分野がないとほぼ挫折する
  6. SEOライティングを理解しないと収入を増やせない
  7. 副業webライターの稼げる上限は10万円前後を目安に

一つ一つ説明していきます。

1.たとえ副業でもwebライターを始めることは開業と同じ

ほとんどの人はwebライターの始め方として、クラウドソーシングに登録して案件を受注するところから始まります。

他にも、webメディアから直接受注したりLINE経由で仕事を斡旋されたりもあるでしょうが、これはすべて業務委託という受注形態です。

web関連会社にアルバイトとして働くのは給与所得者なので異なります。

業務委託で仕事を請け負った以上、たとえ副業で取り組んでいたとしても立派な個人事業主です。

開業届の提出は任意ですが、納税などに関しても個人事業主として扱われます。脱サラ、独立するという意識がなくてもwebライターを始めるということは個人事業主として開業すること同じです。

2.労働者ではなく個人事業主という自覚がないと続かない

webライターを始めることは起業と同じという話をしましたが、実際にライターとして月5万円、10万円と稼いでいくためには個人事業主という意識がないと、活動を続けていくのはかなり難しいです。

1ヶ月2.000円とか4.000円くらい稼げたらOK!という人は、ただ数をこなせば到達する金額なので、もうこれを読み進める必要はありません。

転職に例えてみると「完全歩合制で自ら営業して売り上げを稼いでください。そうしないと給料はゼロです。」こんな条件の会社に誰も転職したくないですよね?webライターも同様です。

【完全歩合制の営業】【クライアントとの打ち合わせ・調整】【記事作成・修正・納品】の3つを一人で行うのがwebライターの仕事。未経験から始めて「最初は文字単価が安くても、とりあえず数をこなしていこう。」と思ったらすでに危険です。

文字単価0.5円以下の案件を受けていたら早々に挫折します。その理由は、まったく稼げないから。

時給1.000円のアルバイトを1日すれば、8時間労働で8.000円の賃金ですね。未経験から始めても最低1日働いたら半額の4.000円くらいは最初から稼げないと、「こんなことをやっていてもいいのか?」という自問自答がすぐ始まります。

未経験からクラウドソーシングに登録して、webライターとして仕事を始めると初月で1.000円〜2.000円、数ヶ月後に1万円をやっと超えるというのが実態です。

実際はこれでもかなり優秀な方です。なんとなく仕事を受けていくのではなく、目標月収をいくらに設定して、それをどのくらいの期間をかけて達成していくのか、そのためにはどんなスキルが必要なのかという計画を立て実践をしていくことが望ましいです。

実際にどう稼いでいくのかという方法や手順については、こちらでくわしく解説しているので参考にしてください。

3.縛られないのは場所だけ。時間と人間関係には結局しばられる

実際に案件を受注しても、納期があるので時間の制約は発生します。

記事を納品しても修正依頼があることも多く「空いた時間を有効活用して稼ぐ」という感覚では必ず壁にぶつかります。

報酬を稼ぐために複数の案件を同時進行で取り組むことになるので、なおさら時間がなくなることに。さらに、web上でできるとはいえ、依頼主(クライアント)との打ち合わせも必要なので人間関係も発生します。

相性の悪いクライアントにぶつかると気も滅入ります。納期をいつも気にしながら作業しなければならないので

結局、縛られないのは場所だけというのが現実です。

4.目・肩・腰がつらい!webライターは肉体労働である

webライターというと、知的労働者というイメージで体力的に疲れるイメージはありませんが、実際にやってみるとクタクタになります。

頭を使うので精神的に疲れるだけでなく体も疲れます。座りっぱなしでパソコンとにらめっこなので目は疲れ、首も肩もこります。

さらに、腰を痛めたりすることもあるので体調管理に気をつける必要があります。椅子に座っている状態は、立っている時より腰に2倍の負担がかかるらしいです。座り仕事が多い人に椎間板ヘルニア持ちが多いのもわかります。

体を使う力仕事とは違いますが「webライターは肉体労働だ!」と実感する時が来るはずです。

5.専門分野もしくは得意分野がないとほぼ挫折する

ネットでwebライターのことを調べていくと「webライターはぜんぜん稼げない」という意見と「webライターで月収20万円は難しくない」という正反対の意見が存在します。

もちろん、順調に報酬額を伸ばす人もいるでしょうが、ほとんどの人は思ったほど稼げないという感想を持つはずです。

この2つの違いは、得意分野や専門分野があるかないかが大きく影響します。webライターは文字単価でカウントされる場合が多いので、得意分野や専門分野がある場合は早い段階で1文字2円、3円と伸ばしていくことが可能です。

専門分野がない場合は1文字1円前後で受ける場合が多いので、報酬額に大きな差が出てきます。

1記事3.000文字の案件を受けた場合、1文字3円では報酬額は9.000円。1ヶ月に3万円稼ぐ場合は同じような案件を4件クリアすれば3万円を超えます。

1文字1円では報酬額は3.000円なので10件クリアして初めて3万円に到達します。ただしクラウドソーシングサイトで受注した場合は20%前後の手数料が引かれるので1文字1円では1ヶ月13件以上、記事を書かなければなりません。

副業だと1ヶ月で10件以上はかなりキツイです。

【自分の強みをいかに作るか】【自分の強みをいかにアピールできるか】この2つがwebライターで大きく稼ぐ条件になってきます。

6.SEOライティングを理解しないと収入を増やせない

得意分野や専門分野という強みだけでなく、SEOライティングができるかどうかも案件獲得、報酬アップに欠かせない条件になります。

SEOライティングとは簡単に説明すると「web上でアクセスを多く集める記事を書く」ということ。

もちろん最初からSEOライティングについて深く考える必要はありませんが、webライターを続けていく上での課題となります。

簡単に言ってしまえば【専門分野を持ちSEOライティングも得意】という人が大きく稼ぎ【得意分野・専門分野がなくSEOライティングが苦手】という人は伸び悩むということ。

得意分野がなくても、さまざまなジャンルで記事が書けるという強みを持つのもありですが、文字単価が大きく増えないので件数をこなして報酬を上げていくスタイルとなります。

副業で大きく稼ぐなら単価が高い案件をじっくりやっていく方が効率的ですし、時間に余裕もあるので長く続けられる利点があります。

7.副業webライターの稼げる上限は10万円前後を目安に

webライターを副業として取り組んでいても「月収50万円を超えました。」「月収100万円も狙えます。」という夢がふくらむ話もweb上で見かけますが、これにはカラクリがあります。

純粋なライターとしての収入ではなく、webライターを管理監督するwebディレクターとして仕事を受ける、ブログを運営してアフィリエイト報酬を同時に得る、経験をもとに自分の教材を販売する、コンサル業務を展開して初心者webライターを指導するなど

ライターとしての作業がメインではない仕事で大きな金額を稼いでいるのが現状です。

この事実を知らないとwebライターとして頑張れば月100万円も狙える!と勘違いしてしまいます。

時間のない副業の場合は目安として10万円前後を上限と考えていた方が無難です。文字単価2円で3.000文字の案件を20件受注すれば、12万円の報酬です。

クラウドソーシングの場合は手数料20%前後引かれるので10万円を切ってしまいますね。1ヶ月20案件をこなすのは副業ではかなり難しいです。

睡眠時間を削り無理を重ねて稼いでも、体を壊してしまうリスクを抱えることになります。本業にも悪影響を及ぼしますし、これでは本末転倒ですね。

まとめ

ここでもう一度、webライターを始める前に知っておくべき7つの現実のおさらいです。

勘違いしがちなwebライター7つの現実

  1. たとえ副業でもwebライターを始めることは開業と同じ
  2. 労働者ではなく個人事業主という自覚がないと続かない
  3. 縛られないのは場所だけ。時間と人間関係には結局しばられる
  4. 目・肩・腰がつらい!webライターは肉体労働である
  5. 専門分野もしくは得意分野がないとほぼ挫折する
  6. SEOライティングを理解しないと収入を増やせない
  7. 副業webライターの稼げる上限は10万円前後を目安に

ここまでお読みいただきありがとうございました。

かなり厳しい内容もあったので「もうwebライターを目指すのはやめた!」と思ったかもしれません。または、「思ったより難しそうだけどやってみるか」と感じたかもしれせん。あなたはどちらでしたか?

 webライターという仕事は経験を積めば積むほど収入が上がっていくので、とにかく【継続】が1番重要なテーマ。

あせらず、ゆっくり始めるのが安定して稼ぐ近道だったりします。

「自分の力だけで稼ぐ」経験は、自分の可能性を大きく広げるきっかけにもなるので、肩の力を抜いてwebライター活動をスタートしてください。

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