「webライターは、個人ブログも運営をした方がいい」という意見が圧倒的に多いですが、そもそもブログを始めることでどのようなメリットがあるのでしょうか?
逆にデメリットはないのでしょうか?というのも、未経験からwebライターを目指す場合、ブログも同時に始めると時間も労力も必要になりwebライターとしての活動に悪影響が出るのでは?という疑問も出てきます。
ブログ運営のメリットだけでなく、どのタイミングで始めるのか、どのようにしてブログを運営したら良いのかも含めてくわしく解説していきます。
個人ブログの運営は未経験webライターにとって「最初の壁」を越えるメリットになる
未経験からwebライターを始める場合、クラウドソーシングサイト(ランサーズやクラウドワークスなど)に登録して案件を探すのが基本的な方法です。
案件を受注することから仕事は始まるのですが、最初の壁となるのが「実績がない状態では案件を獲得できない」という悩み。依頼主(クライアント)側からすると、実績がないライターの実力を確認する手段がないので案件を発注しづらいという現実があります。
そうなると、実績がない初心者でも応募可能な文字単価の安い案件(文字単価0.5円未満)からスタートすることになります。そして、あまりに安い金額で仕事を受け続けているとモチベーションが続かないという次の壁にぶつかります。
問題点を整理すると
問題:実績がない状態では案件を獲得できない
原因:ライティングの実力を確認する手段がない
結果:ライティング案件を獲得できない
実績のないwebライターが案件を獲得できない原因は、「ライティングの実力を確認する手段がない」ということ。
逆に言えば、ライティングの実力を確認する手段があれば問題ないということになります。
それができるのがブログの存在です。
実績セロでもブログ運営の経験があれば依頼主側の安心につながりますし、実際にどんな文章を書くのかも確認できます。
ライティング案件の実績がなくても、実際にブログを運営していればwebライティングの経験者になるので、十分実績代わりになります。
ライティング経験がないまま案件を受注する前に、まずは練習としてブログを始めることをおすすめします。それが「稼げるwebライター」への第一歩であり近道でもあります。
収入アップに直結?ワードプレスでのブログ運営がおすすめ
ブログを始める時に、無料ブログという選択肢もあります。ライティングの練習・訓練という意味では、無料ブログでも十分なのですがそれ以外のメリットがありません。
webライターとしてのスキルを上げるだけでなく、同時に収入を上げていくためにはワードプレスでのブログ運営が必要になってきます。それだけ多くのメリットがあるということ。では、具体的にどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
稼げるwebライターへの近道|ワードプレスでブログを運営する7つのメリット
ワードプレスでブログを運営するメリットについて解説していきます。最初に7つのメリットを簡単にまとめます。
ワードプレスによるブログ運営のメリット
- ポートフォリオの代用として使え案件受注の強みになる
- ワードプレスの使い方がわかるので記事執筆以外の仕事も受けられる
- 記事構成を実践的に学べるのでライティングスキルだけでなく記事を書くスピードも上がる
- SEOライティングを実践的に学び、検証もできるので高単価案件を獲得しやすくなる
- ライターとしてだけでなくwebディレクターとしてワンランク上の仕事を受注できるようになる
- (ブログを育てることで)ブログ経由で仕事依頼が来る可能性がある
- (ブログを育てることで)ブログから独自に収益を上げる仕組みが作れる
この他にもメリットはまだまだありますが、大きくはこの7つ。それでは一つずつ見ていきましょう。
メリット1. ポートフォリオの代用として使え案件受注の強みになる
文字単価1円を超える募集案件では、過去の実績やポートフォリオ(今までに執筆した記事の作品集)を見て判断する依頼主(クライアント)がほとんどです。
しっかりと記事が書ける実力があるのか?ということをポートフォリオで確認できるのがその理由。
そうなると実績ゼロのwebライター初心者が案件を獲得するのが難しくなります。
その時に武器になるのがブログの存在です。ブログを運営することでポートフォリオの代わりにクライアントに対して、記事を書いた経験があるのか?どんな記事を書く人なのか?を伝えることができます。
クライアントに対して安心感を与えることができるので、始めたばかりの初心者でも案件獲得の確率が高まります。さらに、WordPressでブログを運営することで案件獲得の幅も広がり好条件の案件にも積極的に応募できるようになります。
メリット2. ワードプレスの使い方がわかるので記事執筆以外の仕事も受けられる
依頼主(クライアント)の多くがワードプレスでブログ(サイト)を運営しています。
ですので、ワードプレスに直接入稿という案件も多くあります。画像選定や文字装飾まで受けてくれると依頼主の負担が減るので大きな強みになります。
当然文字単価もアップします。これは、ワードプレスを使っていない人にはムリな条件です。
この点だけでもライバルとの差別化になります。クライアント側もワードプレスでブログを運営している人に対しては安心感・信頼感があるので案件獲得にも有利に働きます。
メリット3. 記事構成(タイトル・見出し)を実践的に学べるのでライティングスキルだけでなく記事を書くスピードも上がる
文字単価1円以下の案件では、記事構成があらかじめ決められた形で発注される場合が多いです。
タイトルと見出しがすでにあるので仕事を受ける側としては当然記事を書きやすいです。ただし、文字単価を上げていくためには記事構成(タイトル・見出し)も含めた記事作成の能力が必要になってきます。
ブログを運営することで、記事構成について実践しながら学んでいけるので文字単価1.5円、2円という案件にも積極的に応募できるようになります。
さらに、記事執筆のスピードが上がれば、その分案件数も多くこなせるようになるので、単価アップ+案件数アップの両輪で収入アップが図れます。
メリット4. SEOライティングを実践的に学び、検証もできるので高単価案件を獲得しやすくなる
ワードプレスによるブログ運営の大きな利点は、SEOを検証しながら学べるということ。
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で検索エンジンの最適化という意味。Webライティングで求められることは、ユーザーの検索目的に最も適した記事を作るというということ。
記事を依頼する依頼主のほとんどが、ユーザーの疑問や悩みを解決する記事を書いて検索順位の上位(検索ページのトップページに載る上位10位まで)を狙い、多くのアクセスを集めるSEO対策を念頭にサイトやブログを運営しています。
簡単にいうと、索順位の上位に来る記事を書ける人がSEOライティングのスペシャリストということになります。
ちょっと難しい話になりますが、SEOは頻繁なアップデートにより変化し続ける正解がない世界。
勉強して覚えるというものではなく、検証しながら肌感覚で手応えを探るものなので、自分のブログやサイトがないと検証することができません。
クライアント側からすると、SEOというものをただ理解している人と、実践して肌感覚を持っている人を分けて考えています。SEO、そしてWebライティングを身につけている人は、高単価案件を獲得しやすくなります。
メリット5.ライターとしてだけでなくwebディレクターとしてワンランク上の仕事を受注できるようになる
webライターが収入を上げるには、件数をこなす・文字単価を上げるという2つの方法があります。
その他にもライターとしてではなく、ディレクターとしてライターの進行管理を行う仕事を受注するという方法があります。
webディレクターはライターより報酬が多くなるので、月15万円、20万円を稼ぎたいならwebディレクターとして仕事を受けるのもおすすめです。
そのためにも、ワードプレスでブログを運営しライティングスキルとSEOの知識を身につけておく必要があります。
メリット6.(ブログを育てることで)ブログ経由で仕事の依頼が来る可能性がある
ブログ運営を半年以上継続する前提での話となりますが、検索順位の上位に入る記事が出てくるとブログ経由で仕事の依頼が来る可能性が出てきます。
直接のオファーなので好条件で仕事が受注できる場合がほとんど。クラウドソーシングで仕事を取りに行くのではなく、向こうから連絡が来るので仕事の幅も広がります。
メリット7.(ブログを育てることで)ブログから独自に収益を上げる仕組みが作れる
こちらもブログ運営を半年以上継続する前提での話ですが、ブログの記事にアクセスが集まるようになるとアフィリエイトやGoogleアドセンスなど、ブログを活用した収益活動が可能となります。
一度仕組みを構築してしまえば、その後の作業はほとんどなく収入が得られるストック型ビジネスなので、記事を書かなければ収入ゼロというフロー型のwebライターとの組み合わせは相性抜群です。
ブログ収入だけで月100万円以上稼ぐ人もゴロゴロいるので、時間はかかりますが夢もありますね。
まとめ
ということで、ワードプレスによるブログ運営のメリットについて解説してきました。もう一度おさらいです。
ワードプレスによるブログ運営のメリット
- ポートフォリオの代用として使え案件受注の強みになる
- ワードプレスの使い方がわかるので記事執筆以外の仕事も受けられる
- 記事構成を実践的に学べるのでライティングスキルだけでなく記事を書くスピードも上がる
- SEOライティングを実践的に学び、検証もできるので高単価案件を獲得しやすくなる
- ライターとしてだけでなくwebディレクターとしてワンランク上の仕事を受注できるようになる
- (ブログを育てることで)ブログ経由で仕事依頼が来る可能性がある
- (ブログを育てることで)ブログから独自に収益を上げる仕組みが作れる
この7つの内容はすべて収入アップにつながる話なので、これからwebライターを始めるならワードプレスによるブログ運営も始めて見てください。
あせらず継続さえしていけば、webライターとしての収入に加えブログからも収益が出るといううれしい未来が待っているはずです。
あまり目先の収入だけを追いかるのではなく、半年、1年という単位でじっくり取り組んでいきましょう。