クラウドワークスを活用してwebライターを始めるときに、知らないと不利になることや不愉快なトラブルに巻き込まれる場合があります。やる気満々で始めても、ちょっとしたつまずきでライター活動をあきらめてしまうのは避けたいですね。スムーズに始めて【早い段階で報酬を得る】効率的な動きができるように5つの注意点としてまとめました。それでは、さっそく見ていきましょう。
始める前に知っておきたいクラウドワークスのつまずきポイントはコレ
ライター初心者がつまずく5つのつまずきポイント
1.何から始めていいかわからない・使い方がわからない
2.最初はライバルが多くて仕事がなかなか取れない
3.悪徳案件・詐欺案件が普通に存在する
4.仕事の単価が低く利用手数料が高い
5.稼ぐには自己アピール力が問われる
つまずきポイント(1)何から始めていいかわからない・使い方がわからない
最初に知っておくべきなのが、クラウドワークスはクライアントとワーカーを縁結びするマッチングサイトということ。登録するだけで案件を紹介してもらえるサービスではなく、自分から仕事を取りに行かなければならないという仕組みです。クラウドワークス側から連絡があるわけでもなく利用方法について初心者でもすぐわかるマニュアルがあるわけでもありません。登録後に「あれ?使い方がよくわからない」「どうやって仕事を取ればいいの?」「最初は何から始めるべきなの?」などたくさんわからないことが出てきます。初心者でもすぐわかるスタートアップガイドを別ページでまとめていますので、こちらでじっくりチェックしてください。
つまずきポイント(2)最初はライバルが多くて仕事がなかなか取れない
クラウドワークスはマッチングサイトだと説明しましたが、取り組みたい案件があってもライバルとの勝ち抜き選になるので、簡単に報酬ゲットとはいきません。10件に応募して採用ゼロということも普通にあるのでこの段階であきらめてしまう人も出てきます。また、webライティングの案件だけでも常時2.000件前後あるので自分に合った案件を探すだけでも時間がかかります。
案件を探す→時間がかかる
案件に応募する→不採用になる
また案件を探す→時間がかかる
また案件に応募する→また不採用になる
という動きを続けていると1円の報酬も得ることなく時間ばかりが経過してしまうことに。効率的に案件を探す工夫と採用される確率を上げるアプローチを最初の段階で知っておく必要があります。
この2つの項目についてはこちらでくわしくまとめています。
つまずきポイント(3)初心者を標的にした悪質案件が存在する
クラウドワークスの案件の中に、残念ながら初心者を標的にした悪質案件が紛れ込んでいます。案件に応募した後に詐欺のような不愉快なトラブルに巻き込まれるケースが少なくないのが現状です。クラウドワークスの運営側でも取り締まりに力を入れていますが悪質案件をゼロにするのは難しい状況です。ただし、注意するポイントさえ押さえていれば被害に遭わなくてすむので、悪質案件に応募しないよう注意していきましょう。
悪質案件を避けるためのチェックポイント
・クライアントの身分登録がされていない
これは、悪質とみなされアカウントを解除されても、また違うアカウントを作るという場合が多いです。つまり、身分登録をしているクライアントは身元がしっかりしているのである程度信用できると判断できます。
・案件募集の実績が少なく評価が低い
先程の話の続きともなりますが、悪質であると追放されても、また新規登録してやってくるので実績が積み上がっていきません。詐欺のような行為を行なっているので評価も低くなります。5件以下の少ない実績や、評価に関しても3.0を下回るようであれば基本的に避けるようにしましょう。悪質案件でなくても評価が低いと、クライアント自体の対応に問題ありの場合が多いので避けたほうが無難です。
・LINE登録を強要され他の案件に誘導される
LINE登録や電話連絡など個人情報の提供や、他の案件への誘導を目的とした行為は悪質案件王道の手口です。他の案件ではなく高額ライティングスクールの勧誘やレビュー案件での費用負担をする代理購入などもよくある手口です。代理購入はクラウドワークスの利用規約で禁止されていますが、初心者には仕事が終われば報酬とともに代理購入費用も精算してくれるはずだと思い込んでいるのでクライアントが音信不通になった瞬間まで気が付かない場合があります。
・初心者歓迎・高額報酬・スマホで簡単にできる・コピペするだけという言葉が募集要項の中に入っていたら要注意!
初心者を標的にしているので、まさに【初心者歓迎】なわけです。さらに初心者はライティング作業に慣れてないので【簡単にできる】というエサをまきます。それなのになぜか【高額報酬】という売り文句まで登場させて、「初心者でも簡単にできて報酬も高い。ラッキー!」と喜ぶカモを待っているのです。怖いですね・・。【初心者歓迎】という言葉は要注意です。質の高い仕事を求めるはずが初心者でも大丈夫というのは矛盾していますよね。カモにしようとすれば大歓迎なわけです。
・0.3円未満の案件全般
ライティング案件において、文字単価が0.3円未満の仕事は受けないようにしましょう。文字単価0.1円という案件もかなり多いという不思議な現象がありますが、3.000文字の記事を書いても一文字0.1円だとしたら300円にしかなりません。これはさすがに労働力搾取と言っても良いはず。文字単価が安くても、ライティングを教えてもらえるメリットもあると間違った解釈をする人も多いですが、考えてみてください。安すぎる文字単価で発注するようなライターをバカにした輩(やから)が、ていねいに教えてくれるわけがありません。分厚いマニュアルを突きつけて、何度も修正指示を出すような輩(やから)ばかりです。逆に、文字単価の高い案件は仕事を受けてくれるwebライターに対する配慮があるので気持ちよく仕事ができます。webライターを始めたばかりで自分に合った案件が見つからないという場合のみ、文字単価0.3円の案件を受けるのはありだと思います。実績作りとして有効ですし。それ以外では、あくまで一文字0.5円以上の案件を探すことをおすすめします。
というわけで、悪質案件を避けるためのチェックポイントについてまとめました。これらのポイントをしっかりチェックしていれば、悪徳案件を避けることができるので参考しにしてください。
つまずきポイント(4)仕事の単価が低く利用手数料が高い
初心者が最初に取り組む案件は、文字単価0.5円以上が望ましいと言われています。これは、0.5円未満では労力に見合わなすぎということと、文字単価0.5円以上であれば悪徳案件がほとんどないのでトラブルの心配をしなくて良いということが理由です。一記事3.000文字の案件が比較的多いので例にすると報酬は1.500円となります。そこからクラウドワークスの手数料20パーセントが引かれます。つまり300円ですね。最終的な報酬額は1.200円になります。(その他、源泉徴収でさらに引かれる場合もあります)初心者の段階で一記事3.000文字を書くのは大変です。慣れれば3時間程度で書けるようになったりしますが、それ以外にリサーチする時間も必要です。最初は1案件で5時間以上かかると思います。5時間かけて1.200円。時給換算で240円程度ですね。実は、これでも優秀なくらいです。時給35円という場合もザラなので・・。報酬の低さだけでなく、あまりに労力がかかる現実に「これじゃ、やってられない!」とあっけなく撤退する人もいるくらいです。経験とスキルを積み上げていくと文字単価1円以上の案件も獲得しやすくなるので時給換算で2.000円以上ということも可能になってきます。やっぱり最初は割りに合わないと思っても継続していれば収入の面でも増えていくので、じっくり取り組んでいきましょう。
つまずきポイント(5)稼ぐには自己アピール力が問われる
webライターで収入を得るためには、案件を獲得しなければなりません。webライターは、営業して仕事を取りに行く“完全歩合制の新規開拓営業マン”という立場でもあります。webライターという響きはクリエイティブな雰囲気もありますが、実際は営業して仕事を受注し、記事を執筆して納品するという地味な活動の繰り返しです。まずは仕事を取る。そのためには、自己アピール力が必要不可欠となります。とはいえ自分をアピールする、魅力的にプレゼンするということは簡単ではありませんよね。クライアントに対し【自分の強み】【自分を選ぶメリット】この2つをどうアピールできるかで収入が大きく変わってきますが、最初の段階では、ビジネスマナーを守り報告・連絡・相談もしっかり行いクライアントから信頼を得ることに注力していきましょう。最低限のビジネスマナーも守れない人もクラウドソーシングサイトを利用する人には多いようなので、コミュニケーション力は強みにもなりライバルとの差別化にもつながります。
まとめ
クラウドワークスを利用するwebライター初心者が最初につまずくポイントをまとめてきました。もう一度整理すると
・何から始めていいかわからない・使い方がわからない
・最初はライバルが多くて仕事がなかなか取れない
・悪徳案件・詐欺案件が普通に存在する
・仕事の単価が低く利用手数料が高い
・稼ぐには自己アピール力が問われる
どの項目もwebライターを続けるためのモチベーションに大きく影響します。知っているか知らないかだけで、その後の活動も変わってしまう場面も出てきます。webライターは継続することで道が開けてくる仕事でもあります。最初から大きく稼ぐことは難しい仕事ですが、大きく稼ぐことは後のお楽しみにして、まずは一歩一歩取り組んでいきましょう。